府中の森から
今回のコンサートはただならぬ感じがしており身も心も引き締めてと着物を着ていきました。はじめて締める帯に悪戦苦闘しいつもの倍の時間がかかりましたが、工夫し出来上がると嬉くなります。今までは上手くいかないと諦めて洋服にしていましたが今年は何かが違います。 コンサートの第1部では波の音が聞こえてきました。月に照らされた大きな湖の波打ち際に立ち時折風が吹いてきました。とても心地よくずっとここにいたい、ここで生きていきたいと感じていました。 その情景が今も心にあります。とても穏やかになりなんとも不思議な感じがします。 第2部では先生の着物に目を奪われ目が覚める様でした。どんなときも一貫した姿勢、生き方にただ頭が下がりこの場に身を置けることへの感謝よりありませんでした。ちったぽけな頭はボンと吹き飛んでしまいます。演奏中はまるで宇宙を旅しているようでした。果てしなく広がる空間に身を任せあっという間に終わりました。次は銀河鉄道と思わず口から出そうになりました。 先生、高麗さん、スタッフの皆様本当にありがとうございました。盛岡でもよろしくお願いします。
