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「言葉にして、夢に近づく」


夕刊に、森崎うぃんという若い俳優が、そう言っている記事があった。「やっぱり言ってみるののですね。」とも。「あの人は口先ばっかり!」「口ではどうとでも言える。」などと、意外に「言葉化」は軽視される。子どもの時、電車の中で、親と一生懸命話していたら、隣の人に、「ようしゃべる子どもやな。将来漫才師になれるわ。」と揶揄されたことを、なぜか覚えている。だが、わたしは、すぐに「笑い」で落とす大阪人の会話が嫌いだ。そして、芸能界の人たち(父は映画会社の重役だった。)が「嘘ばかり」で言葉を交わしているのを知っていたので、もっとほんとうの「言葉」を希求していた。「告白」でなく、「本音」で語り合えたら、どんなに楽しいものかと思っていた。言葉を口にし、書き、そこから始まるのだ。--急に寒くなったからだろうか、学校の中間考査が終わったからであろうか、軽い頭痛がしていた。しかし、こうして言葉を使っていると、気持ちが上向きに。やはり、言葉にしているから、夢に近づくのだろう。

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