8月15日
会場に向かう電車から七色の光を見ました。虹のように弧を描いておらず、光線が地に差し込んでいました。今日という日の始まりを告げられたと感じ、心して向かわせていただきました。
会場を目前にした時、お預かりさせていただいたチケットの一枚が動きました。ちょうど一枚探されてる方にお会いしたのです。本当に偶然の事でありながら、探してる方にお会いでき、その方のご参加がかなった事が何より嬉しく、その出会いに感謝よりありませんでした。
深く秘めた笙の音に。空間を幾重にも超えて行っているのか、また空間を幾重にも作り出しているのか…ただそこに身を置かせていただくだけで、そこは未来も古もあると感じながら、そこ彼方の宇宙空間でもありました。
先生が次々と楽器を変えられるたびに、高麗さんのお声と詩を手がかりに、その空間の中で内を旅し、訪ね、出会い、震え、そして先も見えない果てもない旅でありながら、大きな流れとも器とも言えない何かに包まれるこの身に連なる魂の共に喜ぶ声が聞こえるようです。新しい世界、新しい道。尊い高句麗伝説の一席をありがとうございます。