5DAYS 人間の本質

いつも結局「今、この瞬間」からどう生きればよいかを丁寧に教えていただく いだきしん先生の講座です。

「存在者」と「存在」については3日間の高句麗伝説の経験から逆にハイデガーの哲学がわかってきて、本も読めるようになってきていました。しかし、いだきしん先生の現実は、対象化できない瞬間瞬間の中であらゆる存在と感応し受容する瞬間瞬間を生きておられますので、頭でわかったことぐらいは一気に吹っ飛びます。

存在論を話される中での一瞬でしたが、理解できない使われ方をされた「存在者」の意味を質問させていただいた時、即座に「存在」の声を返していただきました。何と!? 質問者であるわたし自身も「存在者」でした。しかもその「存在者」であるわたしの声そのものが、すでに先生に何がしかの負担をおかけしてしまっていることも教えていただきました。先生の生命感応の現実のど真ん中に入っていました。

質問しなくても「居るだけ」で負担をおかけしているのは重々承知してますが、、、その時わたしは「存在者」であり質問の当事者です。先生が「わたしの場合は（どの瞬間も）対象化できない」とおっしゃる意味を体感しました。同時に4日間考え続けていた「存在者」と「存在」の違いが明確にわかりました。

その後はひたすら先生のお話に集中しました。そうすると先生と共にある空間で自分自身も「存在」である経験を深める場に変わりました。

「死」については「存在」「時間」との一連で理解できるように話していただき、身体がある「人間」であることの本質、実体に急迫するあっという間の時間でした。存在として生きるヒントもいっぱい教えていただき、いつもの地点へ、、、。後は自分がやるかやらないかだけです。
いつもありがとうございます。