4日間を終え
昨日の迎賓館コンサートに参加させて頂きました。始め、一歩一歩と歩いているようで、そして段々と蒸気機関車を連想するような力強いリズムに、ドンドンと力強く走っているようになりました。そして、京都コンサートでの先生のお話に、ただ自分のことに囚われた状態であった自分が、悔やまれます。裏切りの状態でもあると理解し、申し訳なく感じます。お話の中に、先生は、時間があれば「行きたい所へ行く」、「今も沢山行きたいところはある」と伺い、偶々計画を立てておりましたが、本日、あるインスタで惹かれた所へ赴いております。調べると、アジサイの名所らしく、そこまで惹かれない花ですが、そのインスタの写真は幻想的で美しいアジサイが溢れるように咲いておりました。先生は、「ことば」を探しに行かれるとのお話に、私の中で光が灯ったようでした。今までも、行きたいと思って、泊りがけで赴いたことはあり、そこでの一期一会は忘れられないものがあります。しかし、帰ってから何か「ない」感じがあり、お話により、「ことば」、つまり「表現」とわかりました。人には経験を話してはいるのですが、その表現ではないと理解します。次に、ペダルの踏んでない時、踏んでいる時のお話の後の御演奏は、正直、響きの違いはわかりますが、私には身体にこれといっての違いはわかりませんでした。ただ、いつも光が溢れるような、オーロラのような御表現の時に、全身、身体の中身全部が共鳴し、流れに乗るような、または自分が飛んでいるような体感があり、その時はペダルが踏まれているのではないかと考えます。
連日のコンサート、誠にありがとうございます。
田嶋利江子