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路地を曲がれば


路地を曲がれば

 「一日一万歩」の散歩を自分に課して、「仕事」のない毎日を凌いでいる。よほど暇を持て余しているようにもとられかねないが、結構多事多忙で、疲労もたまってしまう。昨夜なんか、10時間くらい寝てしまった。いろんなトラブルに直面し、精一杯対応し、逃げないで耐えている。本を読んだり、手紙を書いたり、教材を作ったり、人を訪ねたり、詩文を創作たり、自己表現に臨んだりの毎日で、あっという間に4月もあと少しになってしまった。
 18日以来、「嵐」の中にいる感覚なのだ。「82歳の壁」なんか吹っ飛んでしまった。あらためて、「年齢」や「金」にかまっている暇はないと思う。
 20日は、尼崎駅前の階上公園で、野外ライブに参加し、自作詩をギターで弾き語りしてきた。そんなことしても一銭の得にもならないが、そして聞いてくれる人もまばらだが、自分では「良い仕事」をしたと思っている。そのことをうまく説明できないでいるが……。
 昨日は、高校のときの同級生の会社に行き、かれの成功譚(教科書のデータ制作を主力とする印刷会社)を聞き、こちらのやりたいことを話し、結構元気になれた。かれの業界と政治の闇に囚われず、「自由」を守って、事業を展開していくパワーに、当方も大いに感化されてしまった。そして、人と話すことの大切さを改めて思った。
 わたしは、いま、国語塾活動として、「連文会話」というセッションの開催がやりたいことの一番。「開かれた対話」「自律した会話」こそが、混迷した世の中と自分自身を救う手立てだと思うからだし、まずは「言葉の力」をともに養わなければと思うからだ。それをどう伝えていくかが、今の課題であるから、とても「閑暇の人」(セリカ)でいられない恨みもある。
 それでも、住宅街を行き、ふと路地に入れば、未知の境地に立ち入ったような気分にもなり、フウッと体が軽くなる。なにか寂しさを明るく表現しているようなハナミズキにも出会える。そして、なにか人の内面に触れるような感覚にも見舞われる。あの人も、いろいろ困惑しながらも頑張っているのだと……。
 近況まで。読んでくれてありがとうございます。!(4/25)

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