“盆休み”
体のメンテナンスと思って、前に通っていた内科に行くと、大勢の患者であふれていて、神戸市内の別の医師のところへ行く。 しかし、その医者は「もうお年ですから」を繰り返すばかりで、「言葉で心を養う」ことについては、なにも分かっていない。 そして、かれは、明日から14日まで“盆休み”ですと言って、血圧を下げる薬と、痒み止めの液体を出してくれた。 ーーそうか、わたしも“盆休み”すればいいのだと思った。 仕事(教材開発や、企画・広報や、通信や連絡や、言葉に関する読書や学習)は、4日間休めばいいのだ。 掃除や整理をし、身の回りを美しく保ち、体と心を静養するに如くはなしと。 『人生と運命』を読もう! 『ハドリアヌス帝の回想』を読もう!
月明かり
昨夕、久しぶりに月と再会。 酷暑の一日だったが、もう秋色を帯びた月光に。
南西の空に、明るく赤黄色に輝いて、やはりすべてを受け止め、見守ってくれ、
なにか言葉をかけてくれているようで、すぐに村雲に隠れてしまったけれど、
この三か月の混乱と騒動と、努力と意欲と、そして苦悩と失敗、衰弱と回復、
肯定もせず、否定もせず、「意味」 や「評価」の向こうに、導いてくれるのだ