77回目の原爆忌
朝から広島の原爆忌の中継を見ていて、「空しさ」が心に染み込んでくる。これだけ人々が核の恐ろしさを訴え、指導者がその廃絶を誓うのに、現実は、ますます核爆弾の使用が身近に迫って、ミサイルが空を飛び交っているのだから、願いの言葉を伝えるだけでは、どうにもならないんだと。実父が被爆し、結局肺病で死去したわたしとしては、あまり人ごとではなく、「核武装」には絶対反対だ。「原子爆弾」は、わたしには悪魔の代名詞だ。だから、先生がおしゃっているように、核無力化――核兵器を持っていても、実際には使えない――の方向が正しいと思う。
一人一人の内面が整えば、世界も整う、と聞いた。そして、内面をよくするには、まず外部を整えること(掃除をし、衣服を改め、生きる環境を整える)、とも承知している。だから、今朝は、掃除洗濯、風呂の手入れ、トイレ台所の洗浄に特に精をこめ取組んだ。そうしたら、さっきまでの驟雨もやみ、明るい日が射してきた。言葉を空しくしないように、頑張ろう!