12月24日に
恐らく中東情勢が会場に被さっていたのか、何かこの身では抗えないエネルギーにさらされたような中東編でした。美しい遺跡の光景は今は見ることができない物もあると伺い、残念な気持ちは否めません。しかし、映像で残っているので救いがあると一縷の望みもあります。ちょうどクリスマスイブにイエス様の居られた中東に触れることは、より深くその誕生の意義を考え、今の私たちに繋げた福音を思います。そして高句麗編は、映像から目が離せず、カメラを急くように映す先々を追いかけておりました。今も尚砦を守っているかの如くに山の隅々まで高句麗の゙息吹が表れ、幾重にも重なる滝は潔く頑強な精神を映しておりました。秋の景色は美しく、冬に向かい衣食とも皆で準備をし、冬には秋に仕込んだものをまた皆で分け合い楽しく食した光景を想像しました。恐らく冷え性がない程に、心通い温もりに満たされていたと感じました。皆で乗り越え、今生きていることの喜びを色々なお祭りや後々には節句のような催しで一年を彩っていたことでしょう。敵に油断せず、しかし豊かにこの時を大切に暮らしていたと想像されました。そして、魂の語りは新しい時代、人間が真の人生を歩める時が必ず訪れると断言下さり「勝利」宣言をされたかのように映りました。素晴らしいです。イエス様もムハンマド様も天意を受け、この地に表わそうとしたに違いないと今夜尚更に思われ、この催しを歴代の預言者が祝福し開かれた栄光の扉の入り口に立ったことが思われました。ありがとうございます。自分はここまで築き上げて下さったの方々とともに今からをどう生きるか、気合いが內湧くところです。
今夜この聖夜をありがとうございました。
田嶋利江子