1月2日京都ロームシアターコンサート

大変な混雑でバスがかなり遅れ、そういう事を想定出来ていなかったので、コンサート会場ヘの到着が遅れ、今年の始まりも甘かったと感じました。京都の年始の賑わいも随分遠くに感じられ、まるで楽しめられない何かを感じていました。
コンサート第一部の演奏では、1月1日の地震で自分の住んでいる地域でも揺れを感じ、そういったストレスと先々の不安を抱えているのは分かっていましたが、テレビで見た倒壊した家屋の映像、それらに関連してか自分の過去の記憶として浮き上がってくるものは、故郷の家や土地を売り払うまでの経緯で、それにまつわる自分や家族や親戚の苦悩、関係者のなんとかしたいという想いが強く再現され、心臓と胃が締め付けられる様な苦痛を感じ、涙が溢れてきました。それらを言葉で表現すると、

「家が無い！」でした。

当時、出来るだけそのままで家や土地を売りたかったのに、無理だよと言われているかのように震度5の地震が起こり、古い建物のあちこちに亀裂が入り、おそらく更地になり価値が下がるという諦めと絶望を感じていたことまではっきりと思い出されました。20年前の強いトラウマでした。跡形もなく消えて欲しいと願いました。

先に進めないような、随分根深いものがあると感じ、大変辛かったですが、今年はそれらもどんどん捨てていって前進したいです。

ありがとうございました。