８月１５日

８月１５日、終戦記念日とされた日に狛江の地にて、「高句麗伝説」に参加させて頂き、真にありがとうございます。朝、母より３人の兄がすべて戦争で外地で亡くなったときのことをあらためて聴き、戦争があったゆえのその後のことも心に在り、はかりしれない助けによりここに集えますこと、只事ではないと深く心に向かいました。

深く響く笙の音、先生の太鼓は、地に空間に全身に轟き、高麗笛の音はあらたにきりひらいていく、とてつもない瞬間瞬間。高麗さんのよまれる詩は音とひとつに奥深くから胸が動き、お父様の詩は心震え号泣を押さえるよりありませんでした。とつぜんあらわる次元を超えた音、存在、、、まったくあらたな世界、悲しみも苦しみも超え、たくさんの魂ともに飛翔する奇跡の時。

コンサート後に、流れる雲間からあらわれた、神々しく澄んだ輝きの美しい月が忘れられません。高麗さんが聴く会で話して下さったことがずっと心に在りましたが、先生の笙の音、高麗笛の音、そして書き込みでつくられた御方のことを表現して下さり、ありがとうございます。尊い音は今も胸のうちに在り、涙こみ上げます。本日も狛江の地での「高句麗伝説」の開催がありますこと感謝し、心して向かいます。

まことに、ありがとうございます。天田敬子