KEIKO KOMA Webサロン

6月23日


先生、お誕生日おめでとうございます。6月23日のコンサートチケットが発売されると同時に高麗さんが仰ったように、お守りとしてずっと心模様のお財布の中に入れて過ごしてきました。ついにこの日が訪れました。静かな朝を迎えています。不浄なものが洗い清められるように降り続く雨。私の中に燻り続けるものが洗い流されていくのでしょうか。

昨日の母との会話を考えています。「帰るね」と言うと、「今度はどこに行くの」と問います。いつものように、家に帰るから来週また帰ってくること、もう少ししたらお迎えが来ると答えました。母は私の顔を見つめ「あとどれ位、行ったり来たりするの」と聞きます。特別養護老人ホームに申し込んだことを、そのまま伝えました。母に対してなぜか後ろめたくて今まで言えなかったことが、素直に言葉になりました。母は頷き、「死んでいく人間に金を使うなら、生きていく人間に使った方がいい」と言いました。何度も聞いている言葉です。「そうかもしれないけど助けていただいた命、いつ死ぬかは神様がお決めになる。お金ではなく、楽しく笑って過ごそうよ」笑わなくなった母の顔を見ながら、つい言っていました。瞬間、私は、私はどうなんだ。大事な両親からのお金を騙し取られているなんて、何やってんだ。何偉そうなこと言ってんだと激しい自責の念に駆られました。お金は戻ってこないとわかった時から、胸が抉られるように燻り続けていました。自分のお金でなく、私のために貯めてくれた大事な両親のお金だからです。過ぎたことを悔やむより、前に向かって進むと決めましたが、純粋に前に向かえないある何かを乗り越えない限り、燻り続けるのだと気づきました。今までにない、この多額なお金は何を表しているのかと自問しています。更に母の全財産を預かる今、そのお金の使い方が果たしてこれでいいのかと不安になることがあります。今、いだき講座を受講した時のノートを読み返しています。「お金は主体性」生きたお金の使い方とは何かと書かれたノート。お金のことは先生が講座で何度も伝えてくださっているのに、多額なお金にこだわっていることに気づきました。結局お金のことがわかっていないのです。わかっていないところから始める朝です。多賀城での特別な先生のお誕生日コンサートを、よろしくお願いいたします。

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多賀城市文化センターにて
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高麗恵子ギャラリーにて
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