１４年目

東日本大震災（2011.3.11）から１４年を迎え、電力ホールにて「出会いの一日」を開催くださいありがとうございました。毎年催しを開催くださることが、何より有り難く感謝よりありません。

山田町でのコンサートを初めて観させて頂き、コーヒーの炊き出しの様子、そして先生のピアノ演奏。一音を聞いた瞬間、涙が溢れました。14時46分の黙祷中に、同級生のお母さんを思い出していました。津波で命落とし、7日目に発見され、連絡がきた時、同級生と電話越しに悲しくて号泣しました。小学生の時から仲良くして頂き、同級生とケンカし、連絡を取らない時にも気にかけくださった、同級生のお母さん。今でも悲しみと受け容れがたさが残っていました。

13年前の被災地でのピアノをいま経験し、被災者である私自身も先生のピアノの響き（音）がいのちの解放、そして受容され、悲しみが愛へと変わる音とハッキリ分かることが震災経験者だからこそわかる機会となりました。

いまは、これが精一杯の気持ちです。東北に希望の光を注いでくださり、ありがとうございます。

三浦裕美