魂
今なお香る香りに包まれて、内側からくすぐったいような柔らかな風に包まれます。
内に迫る体感の天命コンサートでは大自然の息吹を肌身に感じ、余計なものを洗い流してくれているかのように感じられました。
より姿勢を糺して臨んだアルメニアの高句麗伝説、この出会いの一日が始まった頃より、やはり先生の演奏はどんな時も今なのだと、海外の催しに参加したかったと感じていた自分に与えて頂いた機会のように感じられ、1回1回臨むようにしています。
今を預言する詩の数々、魂の故郷アララト山、過去は今に溶け合い、何もなくすべて在る世界の創造の源、体が熱く闇を溶かし、つくられた闇の歴史は終わるのだと、湧くような光と天からの光繋がり、水色のどこまでも透明な光の世界に、光は光という高麗さんの言葉が響きます。
魂の語りから、以前活発なもう1人の高句麗の姫が待っていたというお話をお聞きした時の衝撃を思い出します。過去にみた夢と現実の境がない3回の夢の3番目の夢は高麗さんを探している夢でした。魂としか理由がないこと、場は離れていても永遠に終わらない国を創ることを心に生きた魂が在ること、過去が今に溶け合った瞬間でした。
先を創ることが愛…と。
アルメニアの高句麗伝説でも詠まれた異次元の世界、私も世界が2つに見えて永遠へと続く愛の世界か、世俗の終わりゆく世界か、どちらを選ぶかは一人一人にかかっているのだと改めて気付きました。
先日のいだきを語るで初めて拝見する先生のご自宅でのベーゼンドルファーの音、家庭とは生命再生産の場であること、先生の愛の場で弾かれる音に圧倒され、そのままの空間がいだきとは何か…の答えでした。
光と光が出会い、新しい創造、未知なる世界へと…京都での経験をありがとうございました。