魂の表現に感謝

　多賀城での、貴重なイベント有難うございました。
　エチオピアコンサートは、当時、新しい時代の幕開けと感じ、参加したかったのですが、末の子が小さく、叶いませんでした。これからの時代を生きる子供達には是非経験して欲しくて、夫と共に、長男、次男には、参加してもらえて、嬉しかったのでした。コンサートの映像を見せていただくたび、違う経験をします。とても短く感じたり、とても長く感じたり、今回は、中間でした。
　11月から高麗恵子さんの出会いの1日が始まり、大変久しぶりに見させていただいた時、全身涙となりました。子供達と、高麗恵子さんが写っておられる写真を初めて手に取った時、身体が震え涙が出て、この子達は、もうこの世におられないのではないかと感じたことをリアルに思い出しました。この子達のために何かをできないかと、始めさせていただいた、NPO高麗さんのアンドロメダエチオピアコーヒーの販売は、細々とですが続けさせていただいけ、気持ちを表現できることがありがたいです。
　当時最貧国と言われ、インフラも整わない状態で、とても開催できないと言われていたとお聞きする、このとんでもないコンサートを成功させてくださったこと、11万人という驚異的な人数のエチオピアの方々が、参加され、しかも参加された方々が、とても素晴らしい笑顔をされておられることに、奇跡を感じます。
　いだきしん先生がこのコンサートから、斎藤忠光という本名から、アーティスト名、いだきしんを名乗られたこと、このコンサートが世界中に一斉配信されたこと、本当に凄いと感じ、日本では、あまり知られていないことのギャップが、日本のために悲しいです。
　続いて上映されました、イランでのコンサートの貴重な映像も有難うございました。音楽が禁止されている国、イランで、何度もコンサートを開催してくださったこと、さらに神聖な世界遺産の場所でのコンサート開催は、奇跡のようなことなのに、いだきしん先生、高麗恵子さんのなされておられることは、あまりにも奇跡的なことが多くて、自分の感覚は奇跡に麻痺しているように感じます。
　初めてイランでのコンサート映像を見させていただいた時、凄いことと感じ、日本でも大々的に報道されると思っていたところ、マスコミは沈黙していて、びっくりしたことを思い出しました。
　イランの方々が、先生、高麗恵子さんの表現を平和実現になると理解されて、奇跡的なコンサート開催になったことと考えます。
　今また、映像で経験させていただき、誠にありがとうございます。
　魂の表現、即興詩人、高麗恵子さんの、生の舞台での表現に触れることができることは、後世の人々から見たら、どれほど羨ましいことかと考えます。いだきしん先生、高麗恵子さん、この奇跡のような方々にお会いでき、表現に触れられることは、何より人生の喜びです。
　気高い精神性、真に平和で暖かい国を作って生きておられた高句麗の方々、魂報われる表現を有難うございます。
　小森山　尚子