魂の源を辿る自律の旅。
コンサートメッセージでお聞きした日霊女と卑弥呼、そして天照大御神のことは天照大御神がご登場された迎賓館コンサートの頃から今に至るまで最もわかりたいことの上位にあることでした。また、天照大御神と素戔嗚尊の関係も知りたいことですが記紀神話では隠されている本当のことを読み解くというのは自分では明らかに無理です。今は昔に比べれば神々についての著作物が増えていますが、いだきしん先生のように実際にその存在に出会ってわかっておられるのではないのでどうしてもイメージに流されている感が否めず、私でさえそのことを見破ってしまいます。そういうことが自分にわかるというのも今思えば凄いことですが、いだきしん先生は質問すれば明確に即答してくださるので確かなことをわかっていけることが大変ありがたいです。
日本の神々については元々八百万の神という親しみやすい多くの存在が身近にあり、田舎では田の神や山の神、水神など実に様々な神々が祀られ、特に村中のあちこちの四辻にはその名を大きく彫られた石碑を目にするほど猿田彦大神はすぐそばに感じる神であり、「道案内」の神と一般には言われていますが、先生からお聞きすると「みちひらき」の神と知り「真の存在」についてわかっていけることは先生が仰るように「精神の源」、「魂の源」を取り戻す確かな自信になっていくと考えます。
いつか前に頭が良くなる本として教えていただいたジョーゼフ・キャンベルの「神話の力」や「千の顔をもつ英雄」はそれまで疑問だった「神」のことを紐解くにはとても役立ち、先生がよく仰る学校教育やメディア等で知らされる一般常識の壁を超えて、いのちの豊かさや不思議に気づく貴重な示唆に溢れ、先生のお話を理解するためのヒントを得ます。
3年ほど前のコンサートの一部で「真実は強し」のタイトルで饒速日命が登場されました。この時から饒速日命の存在、その真実を知ることがとても大事なことと自分自身の身の内で強く感じました。そのことを考えていくと今回の疑問であった日霊女と卑弥呼と天照大御神の存在が同じなのか?違うのか?また、天照大御神と素戔嗚尊の関係は争いあった姉と弟なのか、夫婦のような仲睦まじい関係なのかを知ることが先に進むことになり、これまでも違うアプローチで何回もお聞きしていますが、毎回異なった方向からお答えを聞けるので、より深くわかることと新たに湧く疑問で次へ進みます。
本日も次々と即答いただき、あっという間の応用コースでした。貴重なお答えを「今、この時、ここで」そのまま理解する訓練でもあり、メモを取らずにお聞きすることに集中します。先生は本来はことばで表せないから音にされておられるのですが、さらに先生の直接のことばでお聞きすることが今はじわじわと滋養がつくように身に沁み入ります。そして歴史書などでは仏教の色合いが強いけれどやはり神道が元にある聖徳太子がやってこられた大事業のこと、また、意外さで際立った三波春夫が自身で書かれた歴史本のことも大変興味深かったです。日本の精神、日本の魂の源をよく身につけ真の自律をしていくことが急務と感じます。コンサートと講座で着々とわかっていける場を、そしていつも尊い経験の場をありがとうございます。