KEIKO KOMA Webサロン

魂の契り


過日は、光栄にも比叡山お茶室にお招き賜りまして誠にありがとうございました。
まさかこんなに早くお茶室にお招き戴ける時が来ようとは夢にも思っていませんでした。
ご案内を頂いた瞬間私には「お茶会」の文字が「契り」と見え、「覚悟せよ」と言われているようにも聞こえ、あたかも「血判の儀式」に臨むような心持ちで当日を迎えました。

麗らかな風吹く5月の美しい季節。。

比叡山のお茶室前で満面の笑みの高麗さんにお出迎え頂き、玄関を入りますと先生もお迎え下さり、
中に入らせて戴きますと美しく澄んだ異次元空間に足元から鳥肌が立ちます。
広間にかかる「髙麗」の掛軸、
先生の焼かれた器、髙麗さんの生命の書、拝見していますとどんどん鎮まり自由になっていくのです。気づけば緊張もなくなり、楽しく嬉しいばかりなのです。
この高次元の世界でこんなに自由に伸び伸びいられるのも、先生が居て下さるからと解ります。

マーブリングの作業場も凄く、高麗さんのマーブリングと先生が書かれた大きな「髙麗」の文字が、まるで高句麗の天の意が地上に映し出されたように存在を放っています。どこに掲げる作品なのかと伺いましたら、水槽のカバーと伺い驚きました。世界一の作品が生まれる場と納得いたしました。

順番が近付き、お茶室前で待つひとときも楽しく、山の斜面の木の葉がそよぎ揺れる様にも、なんとも幸せな気持ちでいっぱいになります。
いよいよ、にじり口をくぐる時、まさに日常から非日常、高次元へと境界を超える瞬間は、脱皮のようと感じました。
お茶室に入らせて戴くと高麗さんが笑顔で座っていらっしゃり、窓から山の景色が見え木々がそよぎ、宇宙に通じ開かれた空間はなんとも自由で心地よく広い世界です。
高麗さんが珈琲を柄杓で淹れてくださり思わず高麗流ですねと申し上げましたが、斬新で型破りで珈琲は生命に沁み涙が込み上げてきました。愛です。
生命の詩も頂き、これ以上ないお心を賜りました。
そして高麗さんのお話しに呼応して見事な相槌を打つ鳥、正面に顔を向けて挨拶する鹿も次々現われ歓声を上げましたが、
かつて戦時に生命ひとつで生きた高句麗山城の暮らしはこうだったのでしょうかと彷彿とし、まさに此処は「生命ひとつ 愛」で生きた高麗人の魂生きる場と感じました。
ぬくもりとやさしい幸せな体感が今も続いて在ります。
下の広間で、先生、高麗さんと頂いた茶懐石も美味しく、最後に淹れて頂いた珈琲は先生の作られた器に宇宙遥か銀河が見えるようでした。
これ以上ない心尽くしのおもてなしを賜りましたお茶会にて交わした魂の契りを、後戻りは元より、生涯忘れることはありません。

最後にお話し下さった、日本人が失ってしまった「礼」。
隠された神も魂もそして礼も、先生、高麗さんの存在あって蘇り、予想もつかない新しい未来が開かれようとしている今、
真の平和実現に貢献し生きる人生に賭けるより生きる道も意義もないと確信します。

余りにも多くを学び体得させて戴きました比叡山お茶室での尊い経験に
心より厚く感謝申し上げます。

先生、高麗さん
誠にありがとうございました。

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東京高麗屋にて
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能力上げること
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府中の森芸術劇場ウィーンホールにて