風吹く中心
京都でのコンサートは、第一部から先生のピアノを弾かれる姿に、その存在に涙溢れてきました。東北応用コースで教えていただいた「あ」「い」の「あい」そのままを先生の存在と共に経験したのです。気づけば、大宇宙の風吹く中心に、私は立っていました。ふっと「縄文の女神」の姿が浮かびました。女神は何を見上げているのかと、ずっと心にあり続け、その視線の先を知りたかったのです。その瞬間「天あめ」と分かりました。私は、縄文の女神と一つになっていました。休憩時間に、気になっていた友達と話しました。そのまま経験できると、そのままの素直な自分になれるのだと、涙込み上げ話しながら、よく分かる経験をさせていただき嬉しかったです。
第二部は、ずっと在り続ける存在の道のりを、光と共に辿って歩んでいました。「永遠と続くいのち、未来にはたらくいのち」と、先生が仰ったことをそのまま経験するかのようです。全方位に無限なる光があります。やがて、波紋となり広がる中、突然時間が現れ、波紋に落ちました。この波紋がどうなるのかドキドキした時、コンサートが終わったのです。戸惑いながら拍手をしていました。ですが、アンコールで大好きなフレーズが響き渡る時、私の子宮に響くちからとなったのです。何が起ころうと、この波紋の先は自分が広げていくのだと気づきました。想像すらできない、途轍もない大きなコンサートをありがとうございます。久し振りに琵琶湖へと向かわせていただける、今日となりました。美しく輝く光の湖面に会えると思うだけで、ときめきます。今日も、よろしくお願いいたします。