静かな心
やれるだけやった後は良からぬ結果であっても、自分が先にいくことを考えていました。自分でやれることは、たくさんあることに気がついたからです。落胆なんかしている暇はなく、先にいけばいい。自分でやったからこそわかることでした。私一個人が足掻いたところで、体制はどうにもならないと知りつつも気づけば動かずにはいられず、表現している自分の資質をこの度も自覚しました。前回と同じ結果であっても、自分が先に向かうには何をするかが見えたことは、ありがたいです。
昨日は母の膀胱内に腫瘍が疑われる為に、CT検査が行われる日でした。検査結果を含め自宅待機をしておりましたが、93歳の母の血管が細くもろくなっている為に造影剤が入らず中止となったと連絡が入りました。今後のことは改めて医師と相談するとお聞きし、老いるということを考えさせられます。今年はもう母には面会ができず会えない日々が続きますが、元気で過ごせますようにと願います。「魂の語り」は自分でも驚く程、とても静かな心の中に魂の絵巻物が繰り広げられていきました。魂の語りが心奥に深く深く語られ、やがて琵琶湖と重なっていきます。オフリド湖を思い出していました。船上から湖面を眺め、水面に作られた光の道の揺らぐ輝きを見た時、何かが一つにつながったのです。後にオフリド湖は古代湖であり、琵琶湖とつながると知りました。あの時のオフリド湖と琵琶湖が重なり続ける魂の語りでした。水の記憶と表現された高麗さんの音の響きが、今も心の中にあります。
今朝は、とても不思議な夢で目覚めました。突然現れた夥しい虫たちが、払っても払っても私にだけ襲いかかってくるのです。必死で一人で払いのけているのですが、次から次へと襲いかかり切りがありませんでした。突然、虫たちが消えました。近くにあった大きなビニール袋の中に、夥しい虫たちが自ら整然と並んで静かに納まっていたのです。不思議な夢です。静けさで目が覚めました。とてもとても静かな心です。つながり続ける「出会いの一日」です。ありがとうございます。