雷雨あり
空は暑い夏空のままなのに、いきなり一陣の風と共に、大粒の雨が降り出し、すごい音の雷が落ちる。昨日から、盛岡のコンサートを視聴しながら、一時間ほど寝ることが、わが酷暑対策になっている。おかげで体調を維持でき、精力的に仕事に取り組めている。感謝感激!
今日の学校の授業がうまくいったことがうれしい。新実南吉の「おじいさんのランプ」を素材にした宇野常寛の評論で、メディアの進化と知の在り方を論じたもの。辛抱強く、生徒たちに発言させるように誘導していたのだが、次第に後ろの方の男子生徒がリアクションをするようになったのだ。紙の本と電子書籍の優劣、マスコミの役割とSNSの違い、などについて、いろんな声が聞けて、面白かった。
それについて、あらためて大人たちの会話のなさ、言葉を交わすことのなさを思ってしまう。講座などでも、質問も発言も少ない。イダキの人でさえそうなのだ。もちろん学校の教師ですら「挨拶」(それもしない人もいるが……)以上の会話をまるでしない。つまらぬどうでもいいことはしゃべっていても、まじめな議論、意見交換はしない。とにかく発言し、人の考えとすり合わせ、よりよい生き方を模索していくべきなのに。
今夕の雷鳴は、かたくなに不機嫌な空がやっとしゃべったような気がした。これで、季節は動いていくだろう!