隠されてきたもの
北上のコンサートをありがとうございました。
向かう新幹線の中から、北上の辺りだけ雲が立ち込め、山は不安定な天候となり雨が降っていることを川の流れ、地面から湧き出る水から感じました。大きなことが起きる前触れのようで身が引き締まりました。
隠されてきた歴史、隠してきたものの意図、そんなエネルギーが一部の演奏が進むにつれて噴き出して大地が幾度となく鳴動して、なんだかわからないものがぶつかってくる、第一部は何だかほどんど音に集中できない感じで、入っては抜けるトンネルのようだと感じました。一昨日手首を痛めたことも手伝って、音に向かうのを妨げられているように痛み始めたり、音との間に膜があるような距離がありました。頭痛もその膜に拍車をかけるように音を疎外していくような感覚になり、自分の在り方の問題なのかもしれないとよくわからなくなりました。
ただ音に入れた時の感覚はすざましく、体が裂けるような強烈なエネルギーと大きな翼をもつ力強い存在を感じ、畏怖の念よりありませんでした。
第二部もそんなだったらどうしようと思いつつ、お聞きした北の女神は一部とはうってかわって音と空間に溶け込み、赦し受け容れる慈悲の存在を胸の内に感じ、穏やかな光に包まれるような至福の時を感じました。アンコールの手拍子ですっかり祓われた感じで手の痛みも抜けていました。
艮の金神との書き込みを拝見して、以前テレビで大本教の番組をやっていて、出口なおさんの神がかりのシーンを見た瞬間、文字通り釘付けになるかのように体が動かなくなり、大本教という名前すら聞いたことがある程度だったにも関わらず、出口王仁三郎さんのその後の功績も含めてずっとその番組を見続けるよりない状態になっていました。番組が終わると体が動くようになったので、おかしな現象が気になって大本教についていろいろ調べました。艮の金神について知ったのもその時が初めてでしたが、艮という方角を忌むべきものとして、大切なものを封印した闇の意図を感じました。京都からみて艮は東北、そして京都御所からみての鬼門は比叡山と様々につながっていく今です。
真あらわれる大いなる時をありがとうございました。