阪神大震災から27年です
当時私は神戸市灘区に住んでいました。
その日は何故か早く目が覚め、海からズゴゴゴゴーと音が迫ってくるので
ヘリコプターかな?と思っていたら、地震でした。
縦揺れで体はジャンプし、横揺れで本、冷蔵庫が飛んで来る中、
自分の体を支えるのが精一杯でした。
とてもどこかの下に隠れるなんて出来ることは出来ませんでした。
アパートは屋根が壊れ、寒さが身にしみたので、
大阪までブルーシートを買いに行って屋根に被せました。
家の外に出ると亡くなった方もおられる状況でした。
周りの家も倒壊し、しばらくして火の手が上がって、
次々と家が焼けていきました。
直ぐに京都の実家と友人に公衆電話から電話しましたが、
それほど揺れていなかったらしく、
神戸の状況を伝えても実感わかないようでした。
近くの小学校に避難しましたが、家族がいない私は居づらく、
アパートの部屋で寒い中毛布にくるまっていました。
幸いバイクがあったので、割れた道路をなんとかかいくぐって
実家まで辿り着き、水など積んで戻ったりしました。
大阪で被害がなかった地域はパチンコしている人もいて、
神戸は今大変なんだけどなーと、なんとも言えない気分でした。
27年経ち思うのは、あのクラスの地震が来たら逃げることは出来ないし、
怖いと思う余裕もありません。ただ揺れが収まるのを待つだけです。
今、もし再び大地震に遭ったらと考えると、水とかの備えは必要ですが
常に生命感覚をMAXにしていることが一番の備えと思います。
何があっても生き延びたいですが、いつ死んでも悔いのない生き方を
していることが大事と気づきました。