開かれていく世界
遅くなりましたが、狛江でのコンサートをありがとうございました。
ずっとこの音を聴いていたい、ずっとこの音の中に居たい。この音の中に生きて、この音の中で死んで、体が無くなってもずっとこの音の中に生きていたい。全てが満たされ、真ん丸な球が、欠けることも無く、傷つけられることも無く、どこまでも膨らみ、広がる・・。言葉にすればそれだけしか出てこないけれど、とにかく幸せに満ち満ちたコンサートでした。
先生の音と音の間の、あの静けさ。しーんとしていて、けれど緊張は無く、やさしい。温かくて柔らかい、包み込みながらふわっと広がる沈黙が、ずっと心にあり続けています。言葉になる以前の、生まれようとしている温かい生きものが、心身の奥で息づいているのを感じ、これがずっと押し潰されてきたから、生きる意味が見いたせず苦しかったのだと今よく分かります。
メッセージも、今までどこでも触れたことの無い、全く新しい日本語の文章と感じて、拝読するだけで心がとても豊かで美しくなっていきます。今までどこにも無かった表現に出会い、生きる世界が開かれていきます。
どこまでも次元が上昇し深まり、これでよいとか終わりということが無く、どんどん開いて変化し続けていく聖なる世界への旅へ導いてくださり、ありがとうございます。
あきらめてはいけない、人間は自分のちっぽけな頭を遥かに超えて、可能性に満ちた素晴らしい存在なのだと思えるようになってきた自分の変化を嬉しく感じています。

