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銀河鉄道の夜


盛岡のコンサート、限りなく暖かく包み込まれるような時をありがとうございました。

狛江での高句麗伝説の後半で永遠の金の鳥が舞っているのが見え、時を超えていくものについて心にありました。盛岡では開演前の会場で金色の風が吹き、ものすごい熱気に満ちていてこれから始まる物語を予感させる感じがしていました。そこでの第一部のメッセージ、そして銀河鉄道であることが不思議な流れを感じました。またメッセージの中に2013年1月の日付があり、とてもドキッとしました。亡くなった母のまなざしを宿す愛犬が私の病を肩代わりするように同じ病で旅立った、まさにそのタイミングだったので一瞬時が止まったかに感じていました。

第一部でははじめのパイプオルガンで巨大な満月が見えました。盛岡のパイプオルガンは特にイエスキリストのことが浮かび、水色の深く包み込まれるような愛を感じることが多くぬくもりを感じました。ピアノではどこまでも果てない宇宙空間を感じ、ラストには果てない光源から光の通信が来るかのように額から後頭部に光が貫き、何かを受信しているような体感でした。

ここ最近では第一部だけでも十分な体感なのに、まだ第二部もあることが幸せだと感じながら始まった第二部でした。大自然の豊かさ、盛岡ならではの大自然の雄大さを感じました。1/2京都のコンサートでも感じた光満ちる大地、盛岡のそれは下から突き上げるような輝きをもって天が開くのを呼び覚ましているように感じました。実際揺れたように感じて驚きました。それに応えるように雲間から光がさすように天上が開かれ、開かれた天の光、大地と繋がってひとつとなり、球のように放射されていきました。あまりに神々しくて、それなのに柔らかく包み込むように育む暖かい愛を感じました。

アンコールでは先生の優しさと限りない愛を感じました。この永遠の瞬間を先生と会場のみなさまと共にする、これからはここで生きるより未来はないと感じた銀河鉄道の旅でした。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をふと思い出し、そういえばこの話は私の解釈ですが亡くなった友と共に永遠のいのちの旅に向かう話だったことを思い起こしていました。自分にとってあまりにタイムリーであり、先日亡くなった友人の乗った列車が源の光に包まれていることを願ってやみませんでした。

永遠へと導く旅をありがとうございました。

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