KEIKO KOMA Webサロン

銀河鉄道の夜に


素晴らしいコンサートをありがとうございました。改めまして、これまで世界中のどこにこれほどの表現をされる方がおられるでしょうかと芸術の極み以上の、すべてを超越した演奏をどう言葉であらわせましょうかと感じます。第一部のアナウンスは正しく自分のことと重なりました。「愚かにも」に始まる書き込みを本日の昼間に作成しようと考えていたところでした。演奏を体感するに連れ、世界の危機的状況から「世界の終わり」が浮かびました。好太王様の世界を一つの国とした概念は既に当時からそう受け止めていらっしゃったのではないかとふと考えられました。世界を変えることは、今は本質を表し生きることと、自分がやりたいことを始め成長し続けて行くことにつきると至ります。そして何故良い体験をして「その次」で行き詰まるのか、、自分が生徒だったころのイベント等を考えました。合唱会にしろ、学年劇にしろそれに向かって朝夕とクラスで練習に励み、本番が終わると全く元に戻っています。それはそれで当然ですが、次に繋がる何かを見いだせていれば違ったのだろうかと考えました。本日の経験を今からの日常に繋げ表現を変えて行こうと感じます。第二部には、自分の傲慢さに、愚かどころか憐れに感じられました。自分の人生を自分だけのものと思考がなっていたことに気づかせて頂きました。では誰のものなのか、出逢っている人、出逢う人と至ります。家族、夫婦、恋人ではわかりますが、友人、知人、また一期一会の人も、人の人生は出逢い、出逢う人のものなのだと感じられました。また、自分のこの非力さ弱さはどう強くすればいいのか。演奏中に、皆とともであれば強いと思われました。何があっても私たちには「天が味方する」と高句麗伝説での詩が表れ、「天とともにあれば」これから何があっても皆で切り抜けられると中心から湧き立ちました。本日は新幹線が止まったことより、余程のコンサートと感じられました。遅れはしましたが間に合って駆けつけた方々、本当に良かったと感じます。帰りが困難とのことでしたが、どうぞご無事に帰れますようにと祈っております。
本日も誠にありがとうございました。

田嶋利江子

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京都コンサートホール 大ホールにて
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ウラジオストクにて
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