透明な意志
遅くなりましたが、高麗さんの講演会、新宿コンサート、激しい変化の只中の貴重な経験をありがとうございました。
講演会は最後尾の席に座りましたが、高麗さんのお顔が霞んで見えず、淀み多い世の中を感じました。体が熱く汗がにじみ、少しずつ空間がすっきりとし始め、1/3を過ぎる頃からお顔がクリアに見えるようになってきました。
印象に残った高句麗の痕跡が隠されているということ、お聞きして私には消せない墨のように真実はあり、聖徳太子が外国へ送られた文書に日出ずる国という表現で記された太陽が八咫烏と共に高句麗と礎を共にしていることを感じさせ、時満ちて顕れる真に隠せない輝きを思いました。日出処の天子…どうして天子という表現なのか、天を地にあらわす高句麗の精神の源流は日本のもととひとつにあるような気がやはりしてなりませんでした。
新宿のコンサートは私ではなく我々という意識がどんどん拡大してひろがり、私のものではない悲しみに理由のよくわからない涙が流れました。体の中が二重の層になったように光が重なり合っている不思議な感覚でした。額に涼やかに注がれる水とも光ともとれる天からの流れは叡智の泉のように感じられ、体の中心から沸き起こる光とひとつに天地を繋ぐ柱になったように感じられました。言葉が自然に生まれては消え、要である今を思いました。
大きな変化の時には人の意識や闇の意識、今までの常態とされてきたもの、すべてが逆行するように現象にあらわれるのだと気付きます。超えて生み出される真の力、これなしには先が創れない要の時に入り、美しい水色の世界の中に透明な意志をもって先を創ります。ありがとうございました。