逃げないで

朝起きてテレビをつけると、様々な出来事の映像を流しながらアナウンサーが伝えていました。重大な事もそうでない事も、番組の時間の中で繰り返され流れ去ります。ふと滑稽な猿芝居を見せられているような気持ちになりました。昨日の応用コースで先生からお聞きしたことが胸にありました。イエスキリストのように何も無い方に会うだけで、自分が罪深いこと。ある方を思っていました。「逃げないで」と思わず言葉が出ました。自分を誤魔化さないで。自分から目を逸らさないで。それは自分に対してでした。ずっと気になって今日のコンサートを伝え続けている方への言葉は、そのまま自分への言葉だと気がつきました。先ずは自分が変わる時です。最後になりましたが、先生、お誕生日おめでとうございます。昨年の6月23日は母が倒れてから突然意識レベルの低下により、頭の緊急手術が行われた日です。母の意識が戻り一言会話した後、駆けつけた三鷹でのアンコールの演奏は今も涙が溢れます。今、京都に向かっています。本日のコンサートをよろしくお願いいたします。