KEIKO KOMA Webサロン

近況報告


もう1月も終わり。ただ「月日の経つのは早いなあ」とは思わない。いろいろあって“濃厚”な毎日でもある。しかし、ここ45日は違った。「休養中」だった。

 

少し仕事をすると、疲れてしまう。鼻血が出たりする。「これはいかん!」と思って、仰臥して休んで、少し寝ると落ち着く。血圧も130台―80台の戻り、学校の保健室で測った、血液中酸素濃度も「98」と健常指数だった。だけど、しばらく「静養」に努めることにしている。ただ、横になりながら、東浩紀の『ゲンロン戦記』(中公新書ラクレ)を読み、元気を得ることができた。

「コロナ禍」と「緊急事態宣言」とで、外部の教室ができなくなり、塾に来る生徒も減少し、収入が大幅に減ってしまった。かろうじて、オンラインの配信で活動を維持しているものの、どうもわたしのやりたいことと一致しない。対話の現場、教室での言論風発、その場での共有・共感、質疑応答、即興の啓示など「現場」「現地」が保障されず、無責任な高揚や狂信的な言動ばかりが前面に出てしまっているようで安心できないからだ。でも、これからはどうしても「オンライン時代」になっていくだろう。スキルを身につけなければならいのは当然だが、新しい時代に生きる哲学が欠かせないと思う。それをこの本は示してくれた。

信者でなく、観客を増やしたい!、「ぼくみたいじゃない奴」を求めたい(ホモソーシャルな人間関係じゃなく)、きちんと有料配信する(スケールを追求しない)――東氏の失敗の上に身につけられた、これらのテーマは参考になる。

「自主・自由・自立」「いま・ここで」「もう一つの道」がわたしの信条。50年以上前に身に着けた「カウンター・カルチャー」からの知恵である。この考えに沿って、「国語教育」を展開していくのがわたしの信条である。言葉の見えない部分を分かりたい、自分なりの表現を創っていきたい、そして、共に新しい道を歩んでいきたい。今はコツコツと「ファン」をや作っていきたいし、頭を柔らかく保ちたいもの。(自分の行く手を考えたら元気回復した。)

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比叡山より
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NPO高麗 東北センターにて
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