KEIKO KOMA Webサロン

迎賓館コンサート


ものごとをわかっていくため、自分の生きている状態を見直したいと臨んだコンサートでした。ホール内部を眺めながら、改めて格別な空気を感じ、久し振りに迎賓館に来れたことに嬉しい気持ちとなりました。

演奏開始後、力強いピアノの音がホールに響くと、次々と自分の生きている状態が顕となってきました。まず、頑張っているのだからという勝手な理由により、現状を良しとする自分の状態に気づきました。そして、現在取り組んでいる複数の課題について、ものごとを複雑に考えている自分に気づきました。すると、絡み合っていた複数の糸が一本又一本と解かれるように、あっという間にそれぞれ独立した課題として整理されました。さらに、ピアノの音に反応し体に痛みを感じると、そのことばかりに気を取られ、ピアノの音に注意が向けられない状態となりました。自分のことに精一杯で周囲に関心を寄せない、自分勝手な状態と見えました。さらに、ものごとを対象化して見たり、状態が感覚によって支配されてしまう、普段のあり方に気づきました。そのため、ピアノの音だけに集中するようにしました。すると、徐々にピアノの音を体で感じることができるようになりました。音が鳴るタイミングと、それを体で感じるタイミングとの時間的なズレが徐々に狭まりました。そして、両者が完全に一致すると、今度は自分の中でピアノの音が鳴り渡り、瞬間、瞬間を生きていると感じる時間を経験しました。さらに、普段から頭で考え体が緊張するような苦しい状態にあることに気づくと、徐々に体から緊張が解かれていきました。

コンサート終了後には、身も心も軽くなり、開始時のテーマも解決していました。

ありがとうございます。

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