輝く星
コンサート会場を出ると数え切れない星星が出迎えておりました。とても近く500メートル位しか離れていないように感じられるほどでした。一緒に駅まで歩いた方に昴が星団であることなどを教えてもらい楽しく歩きました。そしてひときわ透明な光を放っている星がシリウスと知り、あまりの美しさに驚きました。清らかな宝石のように感じられました、そして星星それぞれに同じものはないことを実感しました。北上でのコンサートは、北上の大地、川、木々も一緒に聴き入っているよう感じ、またその空間がすっぽりと大陸の空間になっているようにも感じられます。個人的は第一部の中盤辺りで頭が熱くなり、血が通っていなかったことを自覚しました。背中が硬くなっていたのが原因と考えましたが、そのまた原因が「怒り」と至りました。自分に対しての怒りが、色々なものを巻き込んで大きな「怒り」となっていることで背中が硬くなっていたのだと考えました。また第二部でもまた頭が熱くなり、簡単にもとに戻ることにため息が出ます。同じ研修を受けている方が離婚をされます。今までの数十年に色々な感情を押し込め、かなりの恨みになっているのだろうと推測しました。またある女性も家庭の意味に疑問を持っているようでした。制度の軌道に乗せられて同じ粒ぞろいと見ていたことに息苦しさを感じていらっしゃるのでしょう。そして自分はどうなのかと振り返ると、結婚していない、子供がいないなど世間の偏った目にさらされた時に
制度に則らない引け目がどこかあります。しかし、世間の選択はやはり私には無理と至り、個々人を生かした新しい女性としての生き方を身につけたいと感じます。
ありがとうございます。
田嶋利江子