躍動感満ちる空間
盛岡に向かう道のりは、大きく今までのことを振り返る時でした。得難い経験をありがとうございました。
盛岡は地方のコンサートに参加した初めての地でありました。東日本大震災のことを何も出来ないままなのが心苦しく、せめて…と参加したのが始まりでした。当時分身だった愛犬を亡くし、初めてその子の魂と出会い、同時に多くの魂が今を生きる人への感謝の心を遺しながら天へと向かって無数の光が昇る昇華の光景を目にして、後にも先にも初めてタオルが絞れるくらい涙が止まらない経験をしました。銀河鉄道に乗車する光の玉とのメッセージにあの時の魂も乗車しているのだろうかと心馳せました。
この盛岡への道のりはまた今までにない不思議な現象があり、立派なカラスが側に来て囁くように鳴き、なかなか見られないと聞く岩手山の頂上が朝とコンサート前に姿をあらわし、天が開かれている時を告げられているように感じました。東北の事務所では美しいマーブリングの夢のような世界にも出会え、これ以上ない新しい夜明けを感じながらのコンサート前でした。
高麗さんがコンサートメッセージを読んで下さっている時から右上に抱えられるような重力の開放を感じ、紺碧の宇宙へ開放されていくようなスタートでした。真っ白な世界輝きに満ち、龍のような銀河鉄道のような長い姿のエネルギーがうねるように空間を舞い、胸から頭から内外の宇宙を自由に舞うそれと共に体が開いていきました。
第二部では水色の世界に包まれて心も体も解き放たれ、優しさ満ちる愛に満たされていきました。京都の時よりは軽いですが左胸に何かが詰まっていくような苦しさがおき、アンコールの愛の音で溶け合っていき助かりました。
応用での疎外のお話が心に響き、自分によそよそしいことも疎外であるということが心に刺さりました。ひたむきに生き、まず本日となったラストの盛岡コンサート、そのあとも先へ先へと向かうように生きていくように努めます。ありがとうございました。