詩:TO BE IS TO DO
TO BE IS TO DO
河口の、かなり川幅が広くなってしまったところを 飛び石づたいに渡って
満ち潮が岩を洗って、苔も滑りやすく、かなりリスキーな、挑戦でもあった
だが、どうしても向こうまで渡って、芦屋浜の方まで行ってみたかった
陽光の桜のトンネルを潜って、夙川の香櫨園浜まで、散歩したときのこと
昨夜、書類を整理していて、20年前の、経済的破綻の記録を見てしまって
今また同じ失態の中で苦しんでいる自分が全く嫌になってしまった
多くの人に支援され、迷惑を掛けながら、あまり賢く生きていないことが
そして、それなのに人を批判したり馬鹿にして、偉そうにしていることが
昨日、面接に行った学校のパンフレットの表紙に「TO BE IS TO DO」とあった
反省して落ち込んでいるよりも、今を生きねば!――やや勝手な“存在は行動”
危うくバランスを崩しそうになりながら渡渉し、元気回復、外海の方へ歩き出す
運河の入口から香櫨園浜を眺めると、くっきり甲山が望め、再生の力を与えられる