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詩:街を歩き


街を歩き

神戸、旧居留地の石畳に花の匂いが漂う
のを、感知して、ここを歩く自分が好きになる
連休三日目の朝、薄曇りの空の下、洋風の街並み
異邦人でいることの余裕を感じながら歩く
そうして、だれとも違う「自分」を肯定したい

明後日から一人で山に出かけるつもりだ
あまり天気も良くなく、未知の山のことだし
なにか自分に無理をさせているようで、ためらう
けれどきっとおまえはゆくだろう、野営するだろう
そうして、まだ知らない「自分」を見つめたい

そう明後日から年号が「令和」に変わるのだ
世間に協調したくないけれど、少し言祝ぐ心あり
時代が変わっていくことを言葉にして、明確に
新しい孤独と新鮮な感覚をうまく育てていこう
そうして、全く違うけれど、親しくできる人に会いたい

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