詩:行方定めぬ山歩き
行方定めぬ山歩き
行方定めぬ端山の歩き 足の向くまま気まま道
夙川の土手を歩きながらもどのコースにするか、決まらぬままに
今日は少し長くあるくべし、しばらく本格的に山歩きしてないし
昨夜の体たらくの贖罪意識も働いて、足と体の洗浄もしたかった
今日の異常気象の暖かさに、汗と鼻水が止まらないで急坂を行く
風吹き岩から雨ヶ峠、萱原の東おたふくを越え、土樋割峠から蛇谷北山
急坂をしのぎ石の宝殿に。その白山観音姫と目が合ったような気がした
全山縦走路は、宝塚まで12.6㎞とあり、はじめて道の長さが気にかかる
いくら歩いても大平山は遠く、結局ピークを見過ごし、夕闇の宝塚まで
結局7時間半も歩き、さすがに足腰も痛むし、疲労も感じるけれど
この思いがけない行動が、意味も意義も見えないまま、肯定できる
意外な陽気で汗を一杯かき、喉の渇きに水分補給、意識まで変化する
わたしの醜い体たらくが、それでもわが個性の原点のようにも思える