詩:神宿る
神宿る
樹齢何百年の古木が神なのではなくて
そういう大木にときどき神が宿るのだ
宿るとは、旅先で仮に寝る場所を決めること
家の戸口から、すみかになり、泊まる場所に
だからその木にいつも神はいるとは限らないのだ
ときどき細部や正直の頭に、神は宿るのだそうだ
夙川河畔の、大きな榎や楠や栴檀の木に、今日も挨拶する
でも神は不在だった、と分ったことが今日の気づきである
台風の残余か、すっきりしない曇天と酷暑の街を歩き用を足す
講座や授業の用意をきちんとし、生活も勉強もきちんとしよう