詩:堺・深井の秋祭り
堺、深井の 秋祭り
奈良時代(727年)、僧行基によって建立された土塔が残る深井東町の組に、生徒がいることもあって、あいにくの天気ではあったが、祭り見物に。
地車が大勢の人に曳かれ遠くから来る
いくつものだんじりが波のように来る
太鼓と笛、掛声と振りが勇ましく来る
長い歴史の土地の人びとの意気が来る
危険な遣り回しに神様までやって来る
法被姿がいなせな生徒が近づいて来る
さかしらや思いを越えて伝わって来る
はじめて土の仏塔を作った行基も来る
見通しが聞かない世の中に希望が来る
受容と共感の幸せがそこに見えて来る