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言葉の必要性


映画『猿の惑星』の人間たちは、ウイルスによる感染症で言葉がしゃべれなくなった、ということを、今日の毎日新聞の山際寿一氏の寄稿で知った。もう50年前の作品なのに、あまりにも今日的問題であることに驚く。あらためて、人間にとっての「言葉」の大きさを思ってしまう。塾にずっと来ている人で、ほとんどしゃべらない、しかし話せないわけではない男性がいる。一週間に一度、やってきては、わたしと一緒に本を読み、少しだけ話し、整体をやって、帰っていく。驚いたことに、来た時と帰る時では、表情がまるで違うことだ。わたしと「濃厚接触」するだけで、人間らしくなるのである。自慢したいわけではなく、わずかなかれの言葉を受け止めてやり、文章を輪読し、「気」を交流させているだけの「効果」が著しいのだ。だからこそ、かれももう10年以上通ってくるのだろう。かれの仕事場も明日から10日ほど休みになるそうだが、かれには自宅にこもるほどうれしいことはないようで、ゲーム三昧の暮らしを楽しみにしている。しゃべらなくとも、「言葉」は必要ということだろうか。

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NPO高麗 東北センターにて-1
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神様が降りてきて高麗恵子さんに会いにいきなさいと。。お越し下さいました。お花をお届けくださいました。
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