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言葉の向こうに!


「歌は実在(まこと)なのだ。」「歌こそが真言なのだ。」とまで西行に語らせた辻邦生の『西行花伝』(新潮文庫)を、公園のベンチで読んでいたら、桜の花びらがページの上に落ちてきたので、すばらしい“花の栞”と歓喜した。そのことがあっての応用講座だったので、「82歳の壁」に苦しんで、何とか乗り越えるすべをお尋ねしようかと思っていたが、それこそ「ここに答えあり」と高麗先生のおっしゃるように、ここにいることが、すべてが「すべ」であり、もう聞くまでもないという心持ちだった。でも、言葉についてのお話は、何かわたし自身の体の中に、どんどんしみ込んできて、分かったようなふりして聞いてばかりでいられなくなって、つい手を挙げてしまう。「本能としての言葉」を取り戻せばいいのだということほど、今のわたしへの強いメッセージはないとも思った。ようやく「本音で生きる」ということの内容が分かって来てうれしい限りだ。「欲望」や「感情」ではないのだと。
このところ、「一日1万歩」を励行している。3月は38万歩歩いた。「メチャ、数字にこだわってますね!」と塾生に笑われたが、別に足腰の為とか、老衰対策とかではなくて、気持ち良いし、何か言葉の向こうに出られるような感覚がうれしいのだ。学校の仕事がなくなったことや、身銭稼ぎの方策や、不安や心配等の、通常の言葉から離れて、花や草と語らうこともできるし、山の稜線に気持ちを引き上げることもできるし、青空に体が浮き上がるような感覚も味わえる。部屋中の大掃除をし、読書も進む。そして、自分の生き方に自信のようなものが感じられ、堂々としておれるのだ。
今日は、言葉の向こうにある真言に出会えて、ほんとうにうれしかった。親切に対応してくださった先生に大感謝!(4/17)

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ありがとうございます(*´꒳`*)
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