“解決策”
学校でも、「ウクライナ、やばいなあ!」と心配の声がしきりだった。しかし、先生たちが「やばい」なんて言ってるからダメなんだという思いがあって、同調もできない。それなら、「もしかしたら徴兵なんてことになったら、嫌だなあ……。」という生徒のあほさの方が可愛い。何にも分かっていないから。「人民を虐殺から救う。」という全く事実無根な理由で、一切の反対を封じ込め、他国に侵入するのが悪いのであって、そのため民衆が殺害され、悲劇が起こり、横暴が通るのは許せない。さりとて、どうしたらいいか。嘆き合うしかないのか。
「この世で何をしようとも解決はないと見えます。」ーー今日の高麗先生の書きこみで、またメールで、ハッと心が開いた。「新しいのち」で生きていくしかないのであって、先生のコンサートこそは、その入り口なのだから、そこへみんなを誘えばいいのだ、と思う。誤解されたり、変な目で見られるのが嫌で、声を掛けづらいのが事実だが、まずは自分が新しく生きればいいこと、自分が嘘をつかず、本音で語りかけていけばいいのだと思ったら、気が楽になった。
自分勝手な思いや、結局は他者への依存ばかりで、正直でも素直でもなく、暗い顔をして、「どうせやってもだめに決まっている」と不機嫌そのもの、昨日の受験生に、今日は、声を荒げてしかりつけ、お互いに「闇」から抜け出せた。明日から後期試験に向けて再チャレンジだ。