見出される光

言葉に見、聞いてきた事が言葉の限界を超え、言葉が真実を流れる音とつながり新しい知となり経験しました。今まで聞いてきた世界、聞こえていたこととは何もかも次元が違う真を経験しました。はるか昔の地や時の息吹に生まれる建国の道が、音と詩と共に進む光景を今に見、人類史の未来を予見し人間が生きられる世界を建国する精神のただならぬ真を見ます。その道が続く日本に生きる私たちの生命に交錯するのは、長い戦いを生きる悲しみと、そして苦しみ不安の奥にかくされていた真にまでたどりつくことができる今です。魂の血脈がつらぬいた真と、日本に生きてきた命の輝きが共に生きられる時、本当の終戦と終わらない人生のはじまりを迎えます。

それから顕われた光は心底なつかしくて、心の奥底から求めた光がここに顕われていることに、表現も自覚もすることができない望みが封じられるようにして身体の奥底にあることを知ります。まさか会える日がくるなんて、出会えるまで夢にもみることはないのです。息をのむ、美しい光は、ずっと求めて会いたかった存在であることを知ります。それも、世の人はこの光をみじんでも感じたくて恋を求めるのではないかとも想います。人は長い長い間、この輝きが淡い淡いかすかな光となって、二人の間を一瞬でもとおりすぎたかのような残像の残像であってもおいかけて、やがてもどる道さえ見失ってでもその道に深くわけ入る人生を選ばずにおれないのではないか…と。悲しい迷走した人類史は、そのままの存在が顕われそして出会える時が来て、まぎれもなく人類史の大きな転換点を迎えています。

この解から始まり、解を証明する人生は世界へ繋がってゆきます。

ありがとうございます。