表現
自分は結工房で働かせていただくようになってから、書き込みができないことが多々ありました。大事な場面に居合わせることもあり、それを表現するには正確な表現や豊かな表現力がなければ人に伝わらないので、下手な表現は出来ないと感じ、表現できずにいました。ですが、これは頭が逆に働いているとわかりました。昨夜の高麗さんの書き込みを読ませていただき、表現できないままにしているということは人間ではなくなっていると感じます。大事な場にいるからこそ表現を磨き、より豊かに、人に伝わるように表現を工夫するのが人間と感じました。
表現をしていく中で自分の気持ちに気づいていくこともあることに昨日は気づきました。表現していく中で新たな発見があるのです。表現している自分が「そのような気持ちだったのか」ということに驚きながら表現をしているのです。こういう経験も表現をすることの大事さと知りました。
また、自分は正確に理解するということに過剰に反応して、そのことだけを意識してガチガチになっていってしまうことがあります。そうすると、間違えがないようになるべく人と接しない方向で頭が働くことがありました。ですが、それは自分で人生をつまらなくしていっているとわかりました。結工房では先生が焙煎してくださるとき、その場にいるスタッフ全員で夜のお食事をします。先生がお話くださるお話は、人と関わることの楽しさ、豊かさ、面白さを感じるお話ばかりです。今回も施設のお話、お茶室のお話など、様々なお話をしてくださいました。どのお話も聞いているとワクワクし、そして、何よりお話くださるその場が楽しいのです。人と生きることがこんなにも豊かで、楽しいということを結工房で働かせていただくようになり、知りました。
尊い経験を活かすには表現をしないとできないことをこの数日の経験で知りました。こうやって書かせていただいている間にも表現する前と状態が違うということを体でわかります。
大変尊い経験をありがとうございます。