自覚

東北の応用コースのオンデマンドにて、アノミーの話を前日拝聴した時、いかに自分が能天気に生きていたかと身が引き締まる思いでした。それに引き続く昨夜の応用コースでした。姿勢よく背筋を伸ばして先生の話に耳を傾けようとするのですが、体をどこに置けばいいのか心許なくザワザワします。椅子に深く座り直し、背をもたれてみても同じでした。妙にザラつき集中できないのは、自分の問題なのかと考えます。後半、どれ位時間が経ったのでしょう。先生が「不安な人はいないか」と聴いて下さった時、ハッとしました。これがアノミーなのかと。自分は大丈夫だなんて過信していたと分かりました。やっと目が覚めた感じです。帰り道、駅から歩く裏道にて後ろから聞こえる足音が、恐ろしくて堪りませんでした。妙に足早に、足音が大きくついてくるのです。全身を緊張で強ばらせながらも、更に足早に歩きマンション迄辿り着いた時は、安堵と疲れが一気に噴き出てそのまま眠ってしまいました。如何に今まで無防備であったかと、思い知らされました。また無闇に緊張していたら、それこそ身がもたないことも経験しました。初めての経験です。先生の話をよくお聴きし、身につけることが何より大事であります。