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“自信喪失“を乗り越えるべく(講座の前に)


 ある教室で試験監督していたら、大半の生徒が試験放棄して教室から出て行ってしまい、大騒ぎに。そして、つぎのシーンは校長室。「先生はその任にあらず」と解雇を申し渡される、ところで目が覚めた。教室経営がうまくいかず、困惑していることが悪夢になったらしい。
 毎月、西大寺駅を通るので、安倍元首相の暗殺事件を料よく思う。あれから3年になるが、どうもすっきりしない。柴田哲孝の『暗殺』を読めば、現場に残された3発の銃痕から、右翼団体の総裁なる人物の「禁厭」思想による陰謀と、もう一人のスナイパーが物語られる。――わたしは、明らかな問題点が握りつぶされ、ある思惑の通りに世の中が動いていく現実社会に対して、不信が先立つ。どうも民主主義に自信を失くしてしまう。
 また、先崎彰容の『本居宣長』を読んで、「もののあはれ」について、「色好み」の民俗的継承の中で考えていて、結構面白かったのだが、西洋論理や男女平等論をそこまで払しょくしないと、わが国の伝統文化の真髄に迫れないものかと、これまた自信が揺らいでくる。
 さらに、国分功一郎の『スピノザ』を読んでいて、その汎神論は結構刺激的なのだが、いったい人間の主体性や意志をどう考えたらいいかわからなくなってくる。「存在なんか問えるのか」までに。
 今日の二つの講座で、少しでも自信回復したいものだ。(2024.7.10.)

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レバノンより
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