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老桜


大阪北区のビル街の小さな公園に桜の花が美しく咲いていた。これからの再起に向けて、税理士の教え子と話してきた帰りだった。近づいてみると、樹齢を重ねた桜が数本あるだけだった。それなのに、公園全体がピンクの丘のようになっていて、行く人の足を止めさせる。会社帰りなのか、スーツ姿の若い人が、公園のベンチで休んでいる。そのそばの砂場で遊ぶ子どもたちの声が響く。そうか、桜の木は、年を取るほどみごとに花を咲かせるのかと、あらためて感慨にふけってしまった。もうすぐ79歳になるわたしが、ぬぐい切れない不安は「老齢」だった。いくら振り払っても、「もうお年ですからね…てん。」という声が聞こえてくる。いだき講座で、何度も何度も年齢なんて関係ないと聴いているのに……。しかし、夕方の街に必死に咲き誇っているような桜を見て、意欲が蘇った。今更、不安がっても醜いだけだ。「年齢」なんて関係ないことを実証してやろうじゃないか。余人は知らず、わたしは、これから行動するのだ。みごとな花を咲かせるのだ。今日は朝から疲労感があって、何をする気にもならなかったが、大阪に行って、桜の木と出会い、この書き込みをするところまで元気になった。ありがとうございます。

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京都「高麗屋」にて
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東京にて
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