美しいしずく

お話くださる内容が真にわかっているかどうか、わからないけれど、高麗恵子さんの言葉と声はどこまでも清く美しいしずくになって空間にとんでいくようでした。高麗恵子ギャラリーにある、五女山にいかれる時に東明王さまにお土産にと創られた心模様額のように広がりとびちっていきました。美しい言葉のしずくが未だ会えぬ人の魂に届いていくように感じ「神の涙が滴となり地におち…」の詩の壮大なものがたりをそのお声から心にみます。そういう方に会える自分の身になっていれば、私がもっとも販売していきたい作品は、成っていくのではないかなと、この北の大地で高麗恵子さんといだきしん先生にお会いしている恵を実感しています。
先生がお神酒のお話しをしてくださると、小さい頃に百年続く造り酒屋を営む青森の母の実家にあずけられ過ごした時のことをおもいだします。酒蔵のなかのあの香りや冷んやりと深く息ができる空気、渾々と流れっ放しになっている水、それをうける樽、樽から流れおちていく水の流れ。水を触っているだけでたのしかったのです。1ヶ月もすると、アトピー性皮膚炎はすっかりツルツルの肌になっていました。
活動も仕事もゼロからですが、現実ちゃんとうけとめ、つくっていきます。ありがとうございます。