紫木蓮
白木蓮が咲いた時、2月のお茶室に高麗さんが生けてくださった紫木蓮をおもいだします。子供の頃に紫木蓮が咲く日を、その蕾がほころびて、あの高貴な紫色の花びらが少しみえた時、すごくうれしかったのです。花が咲いていく時間に神さまがいるっと感じられてまた、うれしかったのです。
そして、ビトラでの高句麗伝説のパンフレットに、大好きな紫木蓮がレイアウトされていたので、驚いたのです。ビトラ高句麗伝説の突風と、最初の一音と、最初の詩も…全て驚きでした。
昨夜、仲間が「木蓮って植物の中で、すごく古い木なんだってよ。」といったので、紫木蓮の歴史を調べてみると、一億年前 白亜紀の地層からその種が見つかっているそうで、歴史の長い花木でした。そして 木蓮の一種で白い大きな花をさかせる泰山木が咲くと、高麗恵子さんのお父様をおもいだします。
民には、王さまの心をはかりしることなどできません。でも ずーっと先の未来をみ、山の頂にたち風をうける王さまが、微笑むとき、ただ それだけでうれしく、王さまのよろこぶことを一緒にやっていきたく、山の下に走っていくのです。
高麗恵子さん、「いだき」をはじめてくださり、生命の奥より感謝いたします。
どんな時も、ありがとうございます。