笑顔全開でいく

昨日は七年前に大きな手術を受けた日でした。自分の生命と向き合ったあの日から、もう七年も経ったのかと様々な事が思い出されました。高句麗伝説の冒頭に笛の音が聞こえました。愛犬Jullyは先生のCDで笛の音が聞こえると、むくっと起き上がり大きな耳をアンテナのように張り、首を傾げ遠くを見つめていた姿を思い出しました。笛の音は遥か彼方の太古から、魂を呼び覚ます合図なのだと感じます。突然、浪漫溢れる色彩の世界が開かれ、胸がときめきました。「宮廷の恋」へと続き、新しい楽器だと知り嬉しくなります。色彩のある世界は美しいです。京都の先生のお誕生日コンサートに続き高句麗伝説を決めた方は、宇宙を表し哲学的だと仰りました。その言葉をお聞きして、余計な説明はせずともわかる方にはわかるのだと教えられました。私は途中で、「しみったれた生き方はやめろ。思いっきりやり切れ」と全身に喝を入れられたかのようでした。昨日、仕事で私の成績が既に上期目標を達成しました。下期を踏まえ今後どう動くかを相談したのですが、打算的に調整して出し惜しみするのは性に合わず、元気が出ませんでした。今までも何かを計算して動いたのではなく無我夢中で動く時、気づけば目標を遥かに超えていたのです。不意に演奏途中で笑ってしまいました。何度もそうだよねと心の中で頷くと、俄然元気になって笑顔全開に変わりました。これが答えです。思いっきりやります。「頭は変わる」「前に進む」笑顔全開でいきます。先生、高麗さん、ありがとうございます。