北の空
岩手県にはいると、空も山々も木々も、まもなく新しい世界が、ひらかれることをわかっているようにどこまでもどこまでも澄みやかでした。夕暮れ時、木々の小さな芽吹きが光って、そのまま上空をあおげば、お月さまと星が輝いていました。レバノンの古典弦楽器ウードを先生がひかれた時のような聴こえない音が鳴っているように美しい世界でした。
ジェンダー講座にて、どれだけ自分がぼーっとしているかが、その後の頭の痛みで身にしみました。女性の身体がほんとうに広い世界とひとつに満ちて幸せになる時、新しい芽が育まれる新世界がひろがっていると、もうこれ以上無理という悲鳴とともに、唯一の希望を感じています。
盛岡コンサートの開催、ほんとうに心よりありがとうございます。