祈りの光
三鷹のコンサート、応用コースと一回一回の働きの大きさを思います。数日前から体中が炙られているようで、そのうち体にまとわりつくような、しがみつかれているようななんとも気持ち悪い三鷹までの日々でした。
演奏が始まって、水のような風のような癒やされる力が体中に流れ込み腫れがひいていくような体感に救われたと感じました。ふと3/10が東京大空襲のあった日ということを高麗さんの書き込みから知り、しみわたるこの流れの洗われるような体感に空襲を受けた方々もこの音を聴けたら良かったのに…と思うと同時に【過去が今に溶け合う】とどこからともなく言われ、瞬時に時のない世界だからきっと聴けるんだねって誰にともなく答えていました。過去の先生の講座で、人は亡くなった状態であり続けるとお聞きしたことがあり、戦火で亡くなられた思いが身につまされ、過去が今に溶け合い、時間も空間も超えてこの炙られるような苦しみが救われていくとしたらどれほどかと、その昇華の過程を共に体感しているように感じました。
何度も何度も熱くなったり涼やかになったりを繰り返し、まとわりつくもやも少しずつはれていくようには感じましたが抜け出し口のない重さはなかなか抜けないようにもみえました。天からの光を遮る人の意識の重さをみる思いでした。第二部の演奏の最後に心臓の中心に突風が流れ込んで、すべての動きが封じられたように感じ、拍手の音が聞こえ、生きてると我に返りましたが、心臓のおかしな感じが消えなくちょっと焦りました。アンコールがあってよかったという気持ちと愛の旋律に鼓動のリズムが整っていき、求めていた音に包まれるぬくもりと幸せを感じました。
続く応用コースでは素敵なご衣裳の先生にはっとしました。内面と内臓のお話し、腸内環境のお話し、今まで常識とされてきたことがどんどん変化する時代に封じられてきた真が顕れることなくして未来は創れないことを痛く感じています。腸内細菌は互いにネットワークを組み、それぞれが個々の役割を果たし、人が食べてきたものに応じてその共生する微生物の種類が異なり、多様であるほど様々な環境に対処でき健康であると言われています。愛と共感をベースに新しく生まれ変わり醒めて生き新しい道を創る、時間と空間を超えて存在するひとつである世界の祈りの光に人間の可能性を感じる今です。究極のコンサート、講座をありがとうございました。