盛岡にて

雨が降る中を東北道を北上し、無事に盛岡にやって参りました。東北へ向かうにつれ、木々の緑が豊かに輝き、雨に潤い、より生命の深い働き、力までもが引き出されているようで豊かな香りまで漂っていることを感じられます。出がけには、誕生日のお祝いに頂きましたアフリカ産の美しい薔薇が気になり、聞こえるがままに､水切りをし、新しい水に生け直しました。薔薇が喜びお礼を言ってくれているように感じ、やさしい生命を感じ、微笑み生まれます。アフリカ大陸で生まれ育った薔薇は、アフリカの強いエネルギーをそのまま感じ、見たこともない強く美しい薔薇です。日本にいながらエチオピアに居るようでした。エチオピアでは薔薇の花を輸出しているとお聞きしたことを思い出しました。木々や花々、自然の生命に豊かに反応出来る時、生きていることの豊かなことに感謝します。今日も東北道の景色を眺めながら、場所が変わると、感じ方も変わり、新しい光、風に触れ、いろいろなことが考えられることがありがたいと感じていました。人間が生きるということは何を意味するのかとは幼い頃からずっと考え続けていることです。先生に出会え、日に日にわかっていけますことは何よりありがたいと感謝します。いつもこんなことを想うのは自分だけなのでしょうか、と考えますが、私は地球に生まれましたが、地球以外にも生き物が生きる世界があるといつも感じるのです。そこで生きる生き物は何を感じ、考えているのだろうかと自然に想いを馳せるのです。このようなことを想う時は独特の音が聞こえ、同じ場所にいながら、別次元に居る感覚があります。先生のコンサートでも私にはカチッという音が聞こえ、異次元の音が聞こえはじめ、異次元に触れるように感じることが多いです。「高句麗伝説」の時も特にアナログシンセサイザーの音を目を閉じ聴いていると、異次元と交わり、多次元の世界が見え、交流し、あらゆる生き物が生き変わる光景が見えます。最近は人間だけが生きている訳ではないと感じ、あらゆる生き物が生きていける世界が拓かれることが今のように問題が山積する世界が変わると見えてきました。コンサートでもあらゆる生き物が交わり、新しい世界が生まれる光景がみえる時はとっても豊かで、幸せを感じます。まさかこのような事を真剣に考えるようになるとは驚きです。何度もお話させていただいたことですが、はじめてアルメニアに行った時、空港に着いた時から異次元を感じる音が聞こえ、空間の音がまるで変わりました。ホテルへの道中は真っ白い雲の上を浮いているように感じました。白い杏の花が一面に咲く野が雲の上に居るように見えたのです。生きる空間の音はこの世の音ではなく、別次元でした。私は本気で宇宙からか別の星からお迎えが来てさらわれてしまうと心配したのでした。もう少し地球で生きていきたいと懸命に心の中で訴えていました。ホテルに着くと、先生は全てわかっておられると驚きました。宇宙人にさらわれるなよ、とおっしゃってくださったので、私は心が落ち着いたのです。誰にこのようなことを本気で心配していると言えるでしょう。言えずに困っていましたが、先生にわかっていただき、助かりました。空間には明らかに別次元を創り生きる道を見いだしたことが見えます。ノアの箱舟の跡が博物館に展示されている国ですので、納得するのでした。民族大虐殺が行われた悲しい地に立ち、悲しみで一杯となり、やりきれない気持ちでアララト山を眺める平野にて空の更に向こうを感じ、おおいなる存在に問うたのです。「宇宙の生まれる３段階前の世界によってより解決はない」とのメッセージを受け、初めて「高句麗伝説」にて宇宙の生まれる３段階前の世界の詩を詠ませていただいたのです。昨日三鷹でのコンサートにて人類を乗せた巨大な船が沈没寸前と見えた時、新しい世界を創らねば生きていけぬとは明らかに見えました。そして先生の演奏からはあらゆる存在が総出となり､人間にはたらきかけてくれていることが見え、生命全てで感じました。このはたらきかけを感じないで生きることはあり得ないこととわかります。今日も別次元の世界を感じ、人間の存在、人生とはを考えるのでした。

盛岡に着いた時、仲間がお迎えに来てくれました。外へ出た時に胸が苦しくなり、しばらく苦しみました。闇に埋もれながらも闇と知らずに生きる人間の行き場のない苦しみを感じました。東北センターでの講座がありますので、人は認識すら出来ずとも生命は抜け差し口を求めてくるのだということをこの度も身に染み感じています。この仕組みは本当にどうなっているのでしょうかと、いだきを始めた時から考えます。先生のことを知らずとも重荷、苦しみは集まってくるのです。生命は解決の場を知っているとしか考えられません。仙台でのコンサートへ向かい、次に解決すべきことが動いていると感じます。東北センターでの講座、仙台コンサートに真剣に臨みます。ありがとうございます。